「商品画像のガイドラインって知らないとまずいの?」
「出品したいけど、どんな画像が必要なのか分からない……」
「自分で撮影した写真を登録したらいいんでしょ?」
この記事では初めてAmazonに商品を出品する人向けに、Amazonの商品画像ガイドラインについて解説しています。
Amazonに商品を出品するには、商品の画像を用意する必要があります。
ただし、メルカリなどのフリマサイトのように適当に撮影した写真を使用するのはNGです。Amazonでは商品画像に関するガイドラインを定めており、これを満たしていない画像では商品を出品することができません。
必ずAmazonのガイドラインを遵守した商品画像を使用して出品しましょう。
この記事を読んでAmazonの商品画像ガイドラインの内容を把握し、Amazonの出品準備を進めていきましょう。
Amazonに登録できる商品画像の種類

Amazonの商品画像とは、商品ページの上部に表示される複数の画像または動画を指します。商品画像は最大9枚まで登録でき、動画を登録して実際の使用方法や使用シーンを見せることも可能です。
商品画像には次の2種類があり、画像の役割やお客様にアピールできる内容がそれぞれ異なります。
- メイン画像
- サブ画像
各画像の役割を理解して商品画像を作成することで、効率よく売上アップにつなげることができます。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
メイン画像

メイン画像は、商品ページを開いたときに最初に表示される画像です。
メイン画像はAmazonの検索結果のページにも表示されます。競合商品と並んで表示されることが多いため、お客様にクリックしてもらうには、より魅力的な画像を用意する必要があります。
Amazonに商品を出品するには1枚以上の商品画像の登録が必須です。メイン画像だけでも出品できますが、できるだけ多くの画像を登録しましょう。
AmazonのようなECサイトでは、購入前に商品を手に取ることができません。商品を購入してもらうには、商品画像や説明文を通してお客様の購買意欲を高める必要があります。
お客様に欲しいと思ってもらうために、できるだけ多くの画像を用意して商品の魅力を伝えましょう。Amazonでも販売促進のため、画像6枚以上、動画1本以上の登録を推奨しています。
サブ画像

サブ画像は、商品ページに登録されているメイン画像以外の画像や動画を指します。
メイン画像を除いて最大8枚の画像や動画を登録できます。
サブ画像を確認するのは商品ページを訪れた利用者のみです。メイン画像から商品に興味を持った利用者が見るため、さまざまな角度から商品の魅力を紹介しましょう。
サブ画像では次のような内容を利用者にアピールできます。
- 付属品やセット内容
- カラーバリエーション
- 特徴や機能
- 使用方法
- 使用感
- 使用シーン
- 販売実績
- 品質保証や返品保証
また、サブ画像を登録する順番も重要です。
商品の種類にもよりますが、次のような流れを意識すると、利用者に自然な流れで購入を促すことができます。
- 商品に興味を持っているお客様の知りたい情報(商品の魅力や使用感など)
- 商品購入によって解決できるお客様の悩みや困りごと
- 購入を迷っているお客様の不安を取り除く情報(返品保証や他社商品との比較など)
最初に商品の魅力や使用感など、メイン画像を見て商品に興味を持ったお客様がまず知りたいと思うことを紹介しましょう。
商品について詳しく知らない状態でいきなり返品保証があることをアピールされても、商品を買いたいとは思わないですよね。購入後の情報よりも先に商品について知りたいと思うはずです。
お客様の求めていない情報を先に提示してしまうと、離脱される可能性が高まります。まず商品の情報を伝えることでお客様に自分が商品を使用している場面を想像させ、商品を欲しいと思わせることが大切です。
さらに次の画像で商品を購入することで解決できる悩みや困りごとを提示し、お客様の購買意欲を高めましょう。
最後に、品質保証や返品保証など、お客様が安心して購入に踏み切れるような情報を提示しましょう。
Amazonでは、利用者の購買意欲を刺激するだけでは商品を購入してもらえません。AmazonなどのECサイトでは実物を確認できない分、失敗を恐れて購入をやめる利用者も多いです。そこで品質保証や返品保証があることをアピールしてお客様の不安を軽減し、購入を促しましょう。
お客様が商品ページを訪れ、購入を決断するまでの流れを考慮し、適切な順番で画像を登録しましょう。
Amazonの商品画像ガイドライン

商品画像を作成する前に、Amazonの商品画像ガイドラインを把握しておきましょう。
ガイドラインに違反すると、
- 商品を出品できない
- 商品が検索結果に表示されない
などのペナルティを課せられる場合があります。
せっかく魅力的な商品画像を作っても、出品できなければすべて無駄になってしまいます。Amazonのガイドラインの内容を把握し、ガイドラインに則った画像を用意しましょう。
Amazonの商品画像のガイドラインには、次のようなものがあります。
- 商品画像の規格や品質に関するルール
- メイン画像に関するルール
- メイン画像・サブ画像共通のルール
下記に詳しい内容を記載するので、それぞれのルールを把握したうえで商品画像を作成しましょう。
また、服やファッションの商品画像は、他のカテゴリーとルールが異なる部分があります。アパレル関連の商品を取り扱う場合は合わせて確認しておきましょう。
商品画像の規格や品質に関するルール
Amazonは商品画像の規格や品質について、次のように定めています。
- 画像のサイズ:最長辺が500~10,000ピクセル
- 画像のファイル形式:JPEG(.jpgまたは.jpeg)、TIFF(.tif)、PNG(.png)、またはアニメーション以外のGIF(.gif)
- 鮮明な画像であること(ピクセル化されていない、または端がギザギザに加工されていない)
(参照:Amazonセラーセントラル「画像の要件」)
Amazonには商品画像を拡大できるズーム機能があります。ズーム機能の利用には、画像の最も長い辺が1,000ピクセル以上である必要があります。ズーム機能を利用する場合はこれを満たす画像を用意しましょう。
メイン画像に関するルール
Amazonのメイン画像には、次のようなルールが定められています。
- 白の背景を使用すること(RGBカラー値: 255, 255, 255)
- 画像の85%が商品で占められていること
- 商品または背景には、テキスト、ロゴ、縁取り、カラーブロック、透かし、またはその他のグラフィックを配置しないこと
- 画像の枠内に商品全体を表示し、どの部分も切り取られていないこと
- 購入品に含まれていない付属品などを表示しないこと
- 画像には商品を1回のみ表示すること
- 商品1点のみと、購入品に含まれるすべての付属品を表示すること
(参照:Amazonセラーセントラル「画像の要件」)
Amazonのメイン画像には、白背景の使用や文字の禁止など、独自のルールが定められています。
メルカリや楽天市場などのECサイトと異なるため、必ず確認しておきましょう。
また、メイン画像では商品を表示するのは1回までとされており、表面と裏面の写真を1枚の画像に収めて登録するのはNGです。商品をさまざまな角度から撮影した画像を掲載する場合は、メイン画像ではなくサブ画像として登録しましょう。
メイン画像・サブ画像共通のルール
メイン画像とサブ画像共通のルールには、次のようなものがあります。
- ヌードや性的なものを示唆させる画像ではないこと
- カスタマーレビュー、星5つのイメージ、配送料無料などの文言、または販売パートナー固有の情報に関する画像ではないこと
- 価格を表示しないこと
- Amazonのロゴや商標などのまぎらわしい類似表記がないこと
(Amazon、Amazonプライム、Alexaなど) - Amazonで使用されるマークなどのまぎらわしい類似表記がないこと
(Amazonおすすめ、Premium Choice、ベストセラーなど)
(参照:Amazonセラーセントラル「画像の要件」)
Amazonの商標権を侵害する表記や、購入者を誤解させるような表記は禁じられています。
ガイドライン違反になる表記をしないよう注意しましょう。
商品画像の作成はプロに依頼するのがおすすめ
Amazon物販を始めたばかりの方は、商品画像の撮影・作成をプロのカメラマンとデザイナーに外注するのがおすすめです。
商品画像のクオリティは売上に直結するので、短期間で売上を伸ばすには、高品質な画像を用意する必要があります。
初心者が1から商品画像を作るのは時間がかかりますし、初回から競合商品以上に魅力的な画像を作成するのは難しいでしょう。商品の撮影はプロのカメラマンに、商品画像作成はプロのデザイナーに依頼しましょう。
商品の魅力を理解しているあなたが指示書を作成することで、商品画像のクオリティを上げることができます。
Amazonでランキング上位の商品など、すでに売れている商品の画像を参考に作成してみましょう。
中国輸入代行会社であるイーウーパスポートでは、Amazonの商品画像作成も承っております。
- プロのカメラマンによる写真撮影
- プロのマーケターによる画像構成のご提案
経験豊富なスタッフが魅力的な商品画像を作成し、ビジネスをサポートいたします。
ご質問やご相談がございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
まとめ【ガイドラインを守った商品画像を用意しよう】
本記事では、Amazonの商品画像ガイドラインについて解説しました。
- Amazonの商品画像にはメイン画像とサブ画像の2種類
- メイン画像は利用者に興味を持ってもらうために、魅力的な画像を用意する
- サブ画像にできるだけ多くの画像を登録し、利用者の購買意欲を高めて購入を促す
- メイン画像には白背景を使用やテキストのNGなどの独自のルールがある
- 効率よく売上アップを目指すには、商品画像作成をプロに依頼するのがおすすめ
Amazonの商品画像には他のECサイトとは異なる独自のルールがあります。
商品画像を作成する前にガイドラインを確認し、ガイドラインを守って画像を作成しましょう。