「自社ECサイトとモール販売はどちらから始めるべき?」
「自社ECサイトとECモールの違いを知って、自分に合ったほうを選びたい」
自社ECサイトとECモールへの出店、どちらから始めようか迷っている方もいるのではないでしょうか?
結論、事業を始めたばかりなら「ECモール」への出店がおすすめです。とはいえ、自社ECサイトから始めるほうが良いケースもあります。
本記事では、自社ECサイトとモール販売の違いから、それぞれのメリット・デメリット、事業に合った販売先の選び方までくわしく解説します。
この記事を読めば、自分の事業に最適な販売先を選べるようになり、効率よくネットショップを運営できるようになりますよ。ぜひお読みください。
自社ECサイトとECモールの違い

自社ECサイトとECモールの違いを表にすると以下のとおりです。
| 項目 | 自社ECサイト | ECモール |
|---|---|---|
| 運営者 | 自社 | モール |
| ドメイン | 独自ドメイン | モールのサブドメイン |
| 初期費用 | 高め | 安め |
| 運用費用 | サーバー・システム維持費(クラウド型の場合、月額出店料・売上手数料がかかる場合もある) | 月額出店料・売上手数料 |
| 集客力 | 低い | 高い |
| 自由度 | 高い | 低い |
| 顧客データ | 自由に取得・分析可能 | 取得に制限がある |
| ブランディング | しやすい | しづらい |
| 競合との比較 | 比較されにくい | 比較されやすい |
次の章から、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。
自社ECサイトのメリット

自社ECサイトのメリットは以下のとおりです。
- デザインの自由度が高い
- 利益率が高い
- ブランディングしやすい
- 顧客データの収集と分析ができる
デザインの自由度が高い
ECモール出店では、デザインはプラットフォームに合わせて行う必要がありますが、自社ECサイトでは、デザインやレイアウトは自由です。ショップのイメージや商品の魅力を最大限に伝えるページ作りができます。
利益率が高い
ECモールの場合は出店料や販売手数料が発生し、1件ごとに数%程度~10%前後が差し引かれることもあります(モールにより異なります)。自社ECサイトは、この販売手数料がほとんどかからないため、利益率を高く保てます。
ブランディングしやすい
ECモールではデザインや機能に制限があり、他店舗との差がほとんど出せません。そのため価格で比較されがちになります。
一方、自社ECサイトではブランドの世界観や独自性を打ち出しやすく、商品に価値を感じたら商品を買ってもらいやすい傾向にあります。
顧客データの収集と分析ができる
自社ECサイトでは、顧客の購入履歴やアクセスデータを細かく収集できます。これにより、どんな商品が人気か、どのタイミングで購入されやすいかを分析でき、次の販売戦略に活かせます。
自社ECサイトのデメリット

自社ECサイトには注意すべきデメリットも存在します。デメリットは以下のとおりです。
- 自社集客が必要
- サイト構築に時間がかかる
- サイト管理が必要
自社集客が必要
自社ECサイトには、ECモールほどの集客力は期待できません。自分で広告を出したり、SNSやSEO対策を行ったりする必要があります。
ECモールと比べて集客のハードルは高くなりますが、ファンが定着すれば安定的な売上につながります。
サイト構築に時間とコストがかかる
自社ECサイトを立ち上げるには、モール出店よりも準備に時間とコストがかかります。デザインや商品登録のほか、決済機能や配送設定などをすべて自分で整える必要があるためです。
サイト管理が必要
自社ECサイトは運営開始後も、定期的な管理が欠かせません。セキュリティ対策やシステム更新を行わないと、トラブルや不具合につながる可能性があるためです。
ECモールのメリット

次にECモールのメリットを見ていきましょう。
- 集客力がある
- 信頼度が高い
- 短期間で始められる
- サーバー管理が不要
- 運営サポートが受けられる
集客力がある
ECモールでは積極的に集客施策が行われており、すでに多くのユーザーが集まっています。そのため、自分で一から集客しなくても、商品を出品すれば多くの人に見てもらえる可能性があります。
信頼度が高い
大手モールはブランド力が強く、購入者からの信頼もあついです。「欲しいものがあったらまずはAmazonで探す」「ポイントのために楽天でまとめて買う」と決めている人も少なくありません。
信頼度が高いほど購入のハードルが下がり、売上につながりやすくなります。
短期間で始められる
ECモールは出店・運営に必要な環境が整っているため、スピーディーに販売を始められます。
たとえばAmazonなら、数日で出品可能です。思い立ったときにすぐ始められるのは大きなメリットです。
サーバー管理が不要
ECモールでは、サーバーやシステムの管理を自分で行う必要がありません。モール運営会社がセキュリティ管理やサイトの監視を行っているためです。
専門知識がなくても安心して運営できる点も、多くの出店者にとってメリットとなります。
運営サポートが受けられる
ECモールでは、出店者向けのサポート体制が整っていることが多いです。出品手順や運営方法に関するマニュアルがあったり、わからないことを問い合わせできるヘルプデスクが用意されていたりします。
疑問を早く解決できる環境で、迷わずに店舗運営ができます。EC初心者にとっては心強い仕組みといえるでしょう。
ECモールのデメリット

一方で、ECモールのデメリットは以下の4つです。
- 利益率が低くなる
- 価格競争になりがち
- 顧客情報の取得や活用に制限がある
- 出品・出店停止のリスクがある
利益率が低くなる
ECモールでは、商品が売れるたびに手数料が発生するのが一般的です。販売手数料が発生する分、利益率は自社ECサイトに比べて低くなります。手数料を考慮した価格設定や販売戦略が欠かせません。
価格競争になりがち
モール内では同じ商品が多数表示されるため、価格競争に巻き込まれやすいのが実情です。他店が値下げすれば、追随しないと売上が落ちてしまうこともあります。
価格競争に巻き込まれないよう、オリジナル商品の作成やセット販売など他店舗との差別化が大切です。
顧客情報の取得や活用に制限がある
ECモールでは、顧客情報の取得や活用には制限があり、自社ECサイトほど自由に分析できません。購入者の連絡先や購買履歴を自由に取得できない分、マーケティングやリピート施策を行いにくいのが難点です。
出品・出店停止のリスクがある
ECモールでは規約違反やトラブルがあると、出品が取り消されたり、アカウントが停止したりして販売できなくなるリスクがあります。モールのルール・規約に則った店舗運営が欠かせません。
自社ECサイトと併用する、ほかのECモールにも出店するなど、複数の販路を持っておくと安心です。
自社ECサイトとECモールどちらから始めるべき?

自社ECサイトとECモールのどちらから始めるかは、「目的・認知度・予算・サイト運営スキルの有無」によって変わります。迷ったら以下を参考に判断してみてください。
- ブランド力を育てたい
- すでにある程度認知度がある
- 予算をかけられる
- サイト構築できるくらいのIT知識がある
- 事業を始めたばかり
- 売上を早く伸ばしたい
- 低コストで始めたい
- ITスキルに不安がある
事業を始めたばかりであれば、まずはECモールで集客して認知度を拡大していくのがおすすめです。売上が安定してきたら、自社ECサイトでリピーター獲得やブランド育成していくと無理なく事業拡大できるでしょう。
ECモール出店におすすめのプラットフォーム3選

「まずはECモール出店から始めたい」と思った方へ向けて、日本国内で利用ユーザーの多いECモールを3つご紹介します。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
これらは、多くの事業者にとって安心して選ばれている代表的なモールです。
それぞれのモールの特徴やメリット・デメリットは以下の記事で詳しく解説しています。どのモールが自分の事業に適しているのか知りたいという方は、ぜひお読みください。

自社ECサイトの構築方法

「すでに実店舗があるので、自社ECサイトに挑戦してみたい」と思った方もいるかもしれませんね。この章では、自社ECサイト構築の一般的な方法について解説します。
自社ECサイト構築の4つの方法
自社ECサイト構築には、以下の方法があります。
- クラウド型…クラウド上で提供されるサービスを利用する方式
- パッケージ型…既成のECパッケージソフトを導入して、自社サーバーで運営する方式
- オープンソース型…EC-CUBE、Magentoなどオープンソースソフトを利用する方式
- フルスクラッチ開発…一から完全オリジナルで開発する方式
下にいくにつれ、サイト構築の難易度は高くなります。個人事業主や小規模事業者であれば、一番ハードルが低い「クラウド型」がおすすめです。
個人・小規模事業者におすすめのクラウド型サービス
クラウド型の代表的なプラットフォームは以下のとおりです。
- Shopify
- BASE
- STORES
これらのサイトはテンプレートが用意されており、自社ECサイトの構築が簡単にできます。さらに、BASEとSTORESなら、売れたときにだけ手数料がかかるので、自社ECサイト構築でネックとなる初期費用もかかりません。
まとめ

今回は、自社ECサイトとモール販売の違いから選び方までご紹介しました。どちらから始めるべきかは、事業の状況や目的によって変わります。
- ブランド力を育てたい
- すでにある程度認知度がある
- 予算をかけられる
- サイト構築できるくらいのIT知識がある
- 事業を始めたばかり
- 売上を早く伸ばしたい
- 低コストで始めたい
- ITスキルに不安がある
多くの場合、ECモールで認知度を獲得し、自社ECサイトでブランディングしてファンを増やす流れが長期的な事業拡大につながります。
ただし、EC事業を始める上で課題になってくるのが「仕入れ・物流・商品企画」です。特に輸入ビジネスをお考えの方は、信頼できるパートナー選びが欠かせません。
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