「A+をうまく活用し、商品の魅力を伝えるページを作りたい」
「A+で競合に勝てる見栄えのよい商品ページを作りたい」
このようにお悩みの方へ向けて、本記事では、商品紹介コンテンツ(A+)の基本から、効果的な使い方、作成時の注意点までわかりやすく解説します。
この記事を読めば、商品をより魅力的に紹介でき、売上アップにつながりますよ。ぜひ参考にしてみてください。
Amazonの商品紹介コンテンツ(A+)の基礎知識

商品紹介コンテンツ(A+)とは
商品紹介コンテンツ(A+)とは、Amazonが提供している商品紹介機能のことです。商品詳細ページに画像やテキスト、比較表を追加し、商品の魅力を十分に伝えることができます。
商品紹介コンテンツ(A+)の導入により、実際に商品のコンバージョン率(CVR)が向上した例は数多くあります。「モジュール」と呼ばれるパーツを組み合わせてページを作るので、難しいコーディングの知識は必要ありません。
商品紹介コンテンツ(A+)を使う条件は以下の2つです。
- 大口出品者であること
- ブランド登録をしていること
条件を満たしていれば無料で作れるので、ぜひ積極的に使っていきましょう。
商品紹介コンテンツ(A+)の種類
商品紹介コンテンツ(A+)には、3つの種類があります。
- ベーシック商品紹介(A+)コンテンツ
- プレミアム商品紹介(A+)コンテンツ
- ブランドストーリー
ブランドストーリーとは、画像や説明文、Q&Aを利用して、自社の歴史やこだわりを紹介できるコンテンツです。ブランドへの理解を深めてもらうためのコンテンツで、ブランドの価値観に共感した購入者に買ってもらいやすくなります。
一方、商品紹介コンテンツ(A+)は商品ごとのコンテンツです。ベーシックとプレミアムがあり、違いは以下のとおりです。
A+のタイプ | ベーシックA+ | プレミアムA+ |
---|---|---|
テキストと画像 | 〇 | 〇 |
画像サイズ | 970×30 | 1464×600 |
比較表 | 〇 | 〇 |
利用可能なモジュール数 | 5 | 7 |
モジュールの選択肢 | 14 | 19 |
動画とホットスポット | × | 〇 |
ナビゲーションカルーセル | × | 〇 |
プレミアムA+を利用するには、次の2つの条件を満たす必要があります。
- すべてのASINで、ブランドストーリーを公開している
- 過去12か月間に5件以上商品紹介コンテンツ(A+)が承認されている
プレミアムでは、動画やQ&Aモジュールが使えるようになり、さらに充実した商品ページを作れるようになります。事業規模が大きくなってきたら、プレミアムへの移行を考えると良いでしょう。
商品紹介コンテンツ(A+)のメリット・デメリット
続いて、商品紹介コンテンツ(A+)を利用するメリットとデメリットをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

それぞれ詳しく説明します。
メリット①:魅力的な商品ページが作れる
A+の最大のメリットは、商品の魅力を十分に伝えられることです。テキストと画像を組み合わせた「モジュール」が豊富に用意されており、商品の特徴に合わせた自由な商品ページが作れます。
メリット②:コンバージョン率が上がる
購入に至るコンバージョン率(CVR)の向上も期待できます。サブ画像7枚では伝えきれなかったことも説明でき、購入者により深く訴求できるからです。スクロールしたときにページが長くなる分、ページ滞在時間が増え、他社商品への離脱を防ぐ効果も期待できます。
A/Bテスト機能を使えば、どの訴求文、商品画像が購入につながりやすいのかを検証できます。CVR(コンバージョン率)の高い商品ページを知ることが可能です。
メリット③:SEO対策ができる
A+では、テキスト情報を豊富に盛り込めるため、SEO対策にも有利です。検索されているキーワードをさりげなく盛り込むことで、検索に引っ掛かりやすくなります。
メリット④:ほかの商品も訴求できる
商品比較モジュールを使えば、他商品への誘導が可能です。シリーズ商品やターゲットがほかに興味がありそうな商品を並べることで、ショップ全体の売上向上につながります。
メリット⑤:返品・キャンセル率を減らせる
商品について十分な説明ができる分、「思っていたものと違った」といった購入者理由による返品やキャンセル率を減らす効果もあります。
ときには商品の魅力だけでなく、あえて欠点も伝えることが大切です。正直にデメリットを示すことで、購入後のイメージ違いを防げるだけでなく、企業としての誠実さや信頼感も伝わります。
デメリット①:作成に手間がかかる
A+は、テキストの構成、画像の準備、モジュールの選択など、時間と手間がかかります。特に商品数が多い場合、すべての商品ページを作り込むのは、時間がいくらあっても足りないでしょう。
はじめは、売れ筋商品や、競合に奪われたくない主力商品に絞って導入していくことをおすすめします。
デメリット②:効果のあるページ作成が難しい
A+は、誰でも感覚的な操作でコンテンツが作れます。しかし、商品の魅力を的確に伝えるライティング力や購買意欲を高める画像作成力は必要です。A/Bテストをするなどして、効果を検証しながらページを改善していきましょう。
売れる商品ページの作り方についてはこちらの記事にも書いているので、参考にしてみてください▼
≫【Amazon販売】売れる商品ページを作るコツを解説!
効果的な商品紹介コンテンツ(A+)の作り方

次に、効果的な商品紹介コンテンツ(A+)の作り方を5ステップでご紹介します。今回はベーシックA+の作成手順を解説します。ぜひ以下のとおりに進めてみてください。
効果的なA+の作成手順
- 商品の強みを明確にする
- 商品に最適なモジュールを選ぶ
- 画像を用意する
- SEOを意識したテキストを作る
- セラーセントラルで登録する
STEP1:商品の強みを明確にする
まずは、他社商品との違いは何か、商品の強みを明確にしましょう。商品の強みを明確にすることで、ページの構成を考えやすくなります。サブ画像7枚では伝えきれなかった魅力をリストアップしてみましょう。
STEP2:商品に最適なモジュールを選ぶ
次に、14種類のモジュールから、商品を魅力的に伝えられそうなモジュールを選びましょう。特におすすめのモジュールは「テキスト付き標準画像ヘッダー」と「商品の比較表」です。
テキスト付き標準画像ヘッダーでは、横幅いっぱいの画像が使えます。画像が大きく、スマホでも見やすいため、購入者の印象に残りやすくなります。商品の強みの訴求に使うと良いでしょう。
2つ目のおすすめは、商品比較表です。商品比較表では、ほかの商品へ内部リンクができます。シリーズ品やカラー展開だけではなく、「ターゲットがほかに気に入りそうな商品」を並べておくのもおすすめです。売れ行きの悪い商品を新商品として並べるのも良いでしょう。
STEP3:画像を用意する
3ステップ目は画像の用意です。選んだモジュールで推奨されているサイズの画像を作りましょう。商品の使用シーンや使い方を入れると、商品のイメージをしやすくなり、購買意欲をより高められますよ。
画像にテキストを入れる場合は、文章が長くなりすぎないように注意しましょう。文字が細かくなると、スマホでは何が書いてあるのか読めないからです。印象に残る短文のキャッチフレーズを意識しましょう。
魅力的な商品画像の作り方について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください▼
≫売れるECサイトの商品画像とは?写真撮影と加工のポイントを解説!
STEP4:SEOを意識したテキストを作る
次に、A+に掲載する商品紹介文を考えます。検索キーワードを意識して作ることが重要です。狙っているキーワードのほかにも、関連キーワードを自然と盛り込み、検索されやすい紹介文を考えましょう。
さらに、ベネフィットを伝えると購入者に刺さりやすい文章になります。ベネフィットとは、購入すると得られる未来のことです。
売れるライティング術については以下の記事に書いています▼
≫売れるコピーライティングを知りたい人必見!重要性とテクニックを解説!
STEP5:セラーセントラルで登録する
準備ができたら、実際にセラーセントラルで登録していきましょう。手順は以下のとおりです。
- セラーセントラルにログイン
- メニューから「在庫」→「商品紹介コンテンツ管理」をクリック
- 右上の「商品紹介コンテンツの作成を開始する」をクリック
- 「ベーシック」を選ぶ
- コンテンツに名前を付ける
- 「モジュールの追加」をクリックしてモジュールを選ぶ
- コンテンツができたら、ASINコードを入力
- 「コンテンツを適用」をクリック
- プレビューで最終確認する
- 「承認用に送信する」とクリックして審査に出す
プレビューでは、パソコンだけではなく、スマホ表示の確認も忘れないようにしましょう。審査に通れば、商品ページに商品紹介コンテンツ(A+)が反映されます。
商品紹介コンテンツ(A+)作成時の注意点

魅力的な商品ページを作れる商品紹介コンテンツ(A+)ですが、いくつか注意点もあります。作成時に注意したいポイントは以下の3つです。
- Amazonのガイドラインを遵守する
- 販売スケジュールに余裕をもって作成する
- スマホでの見え方を考慮する
Amazonのガイドラインを遵守する
A+にはガイドラインがあります。ガイドラインに違反していると審査に落ちてしまいます。特にやりがちなのが、不鮮明な画像と禁止表現の使用です。
特に「業界No.1」「最安値」「満足度100%」といった断定的な表現には気をつけましょう。具体的な数字を出す際には、検証機関の名前やアンケート調査のN数の公開が求められます。
販売スケジュールに余裕をもって作成する
A+の公開には審査があります。審査には2〜7日程度かかります。場合によってはさらに時間がかかる場合もあります。
また、一度で審査を通過するとは限りません。新商品やトレンド商品など公開したい期日がある場合は、余裕をもって作成、申請するようにしましょう。
スマホでの見え方を考慮する
近年、スマホで購入を決める人が増えています。商品を作る際にはスマホでの見え方も必ず意識しましょう。A+はスマホ上で画像のズームができないので、文字の大きさには特に注意が必要です。
まとめ
今回は、コンバージョン率アップにつながる商品紹介コンテンツ(A+)についてご紹介しました。効果的な商品紹介コンテンツの作り方5ステップをもう一度おさらいしましょう。
- 商品の強みを明確にする
- 商品に最適なモジュールを選ぶ
- 画像を用意する
- SEOを意識したテキストを作る
- セラーセントラルで登録する
A+を使いこなすには、魅力的な商品画像やテキストの用意が必要不可欠です。
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