「Amazonで販売しているけれど、なかなか商品が売れない……」
「他の出品者と同じような商品を取り扱っているのになぜか売れない……」
このようなお悩みはありませんか?
もしかしたら、その原因は商品ページにあるかもしれません。商品がどんなに良くても、商品ページから魅力が伝わらなければ、購入してもらうのは困難です。
本記事では、Amazon出品初心者がやりがちな商品ページの間違いとその解決策について解説します。
この記事を読めば、魅力的な商品ページを作れるようになり、売上アップにつながりますよ。ぜひ参考にしてみてください。
Amazonの売れない商品ページによくある間違い5選

Amazon出品初心者によくある商品ページの間違いは主に以下の5つです。
- 狙うキーワードを間違えている
- 訴求の優先順位が決まっていない
- Amazonの新機能を追いかけすぎている
- Amazon用にカスタマイズしていない
- 購入者の感情に訴えられていない
それぞれ詳しく解説します。
狙うキーワードを間違えている
商品を購入するとき、多くの人はキーワードを入力して自分の欲しいものを探します。検索結果の上位に来れば来るほど、クリック率が高くなり、商品も売れやすくなります。そのため、キーワード対策が非常に重要です。
キーワードは以下の3種類に分けられます。
| キーワード種別 | 語数 | 検索ボリューム | 競合性 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ビッグキーワード | 1~2語 | 大きい | 高い | 検索意図がわかりにくい |
| ミドルキーワード | 2~3語 | 普通 | 普通 | ある程度ターゲットが絞られる |
| ロングテールキーワード | 3語以上 | 小さい | 低い | 検索意図が明確 |
パソコンのマウスを探している場合で考えてみましょう。
- ビッグキーワード…「マウス」
- ミドルキーワード…「マウス Bluetooth」
- ロングテールキーワード…「マウス Bluetooth 静音」
ビッグキーワードで上位表示できると、商品はどんどん売れていくでしょう。しかし、ビッグキーワードは競合が激しく、検索上位を取るのは簡単ではありません。
そこで、ミドルキーワードやロングテールキーワードを狙って商品ページを作ります。商品の強みを生かして、無理なく検索されるキーワードを狙っていきましょう。
ちなみに、検索ボリュームがゼロの(=誰も検索していない)キーワードを狙っても検索流入は増えません。検索ボリュームも調べるようにしましょう。
また、そのキーワードで検索した人の知識レベルを意識することも大切です。必要な情報のみを伝えることでターゲットに響き、ページの離脱率を減らせるからです。
例えば、「マウス」で検索した人の中には、Bluetoothという言葉を知らない人もいるかもしれません。その場合には、ワイヤレスやBluetoothについても説明する必要があるでしょう。
一方、「マウス Bluetooth 静音」で検索した人は、Bluetoothをすでに知っていると推測できます。そのような人にBluetoothの説明は不要ですよね。
そのキーワードで検索している購入者の知識レベルを考えながら、商品ページを作りましょう。
Amazonでのキーワード戦略については、下記の記事にも書いているのでぜひ参考にしてみてください▼

訴求の優先順位が決まっていない
商品ページを作っていると、商品の良さをできるだけ伝えたくなりますよね。
しかし、情報を詰め込みすぎると、CVR(=購入率)が下がってしまう場合があります。なぜなら、情報量が多すぎると何が良いのか分からなくなり、結局何も選ばなくなってしまう「決定回避の法則」があるからです。
競合商品との差別化ポイントを明確にして、何が売りなのか、優先順位をつけて商品ページを作りましょう。差別化ポイントを知るには業界全体を知ることが重要です。
Amazonの新機能を追いかけすぎている
Amazonには以下のような魅力的な商品ページ作成機能があります。
- 商品紹介コンテンツ(A+)
- ARビュー
- ブランドストーリー
このような機能は一見すると便利で、使いたくなるのも分かります。しかし、これらの機能は商品を紹介する手段でしかありません。売りたい商品をより魅力的に見せられる場合に使うようにしましょう。
例えば、スマホカメラで部屋に商品を投影して商品のサイズを確認するARビュー機能。サイズが重要な家具や家電、ファッション商品には大変便利です。「置きたい場所にサイズが合うか不安…」「自分に似合うか不安…」といった悩みを解消できるからです。
しかし、B5サイズのノート、フェイスタオルといった感覚的にサイズが分かる商品には不要と言っても良いでしょう。この場合は機能を使うよりも、メイン画像やサブ画像に力を入れて、商品ページを作るようにしましょう。
Amazon用にカスタマイズできていない
他モールで使っている商品画像をそのままAmazonに使ってしまうこともあるあるです。
ECモールごとに操作画面やボタン、ユーザーは異なります。Amazonの場合、メイン・サブ画像の7枚を見て購入を決めるユーザーが多いです。
Amazonの画像は次のようにすると良いでしょう。
- 1枚目:白抜き画像(Amazonの規定に従う)
- 2枚目:商品イメージ
- 3枚目:(あれば)販売実績
- 4~5枚目:差別化ポイント
- 6枚目:使用イメージ
- 7枚目:サイズ、カラー表
Amazonの商品画像ガイドラインについては下記の記事で詳しく解説していますので、併せて確認してください▼

また、約7割の人がスマホで購入ページを見ています。パソコンだけではなく、スマホでの表示もしっかり確認しましょう。
スマホ表示の確認ポイントは以下の3つです。
- 文字が読みづらくなっていないか
- 画像サイズは適切か
- 画像は7枚に収まっているか
スマホの機種によっても見え方が違うので、できれば複数のスマホで確認することをおすすめします。
購入者の感情に訴えられていない
商品の機能やスペックばかりを強調してしまい、ベネフィットを訴求できていない商品ページも初心者にありがちです。
ベネフィットとは「商品を使うことで得られる価値」のことです。その商品を使ったら、購入者にどのような良いことがあるのかを示すことによって、購買意欲を駆り立てることができます。
ドライヤーを例に挙げてみましょう。
- 大風量で速乾
- 重さ400gで軽量
- イオン搭載
- 大風量ですぐ乾く!忙しい朝の時間のヘアセットが一瞬で終わります。
- 子どもやシニアにも使いやすい400gの軽量設計。ロングのヘアドライも疲れません。
- イオンの力で髪のパサつきを抑えて、一日中まとまりのあるきれいな髪で過ごせます。
どうですか?ベネフィットがある文のほうが、商品を使っているイメージが沸きませんか?
さらに、以下のような画像があるとより効果的です。
- 子育て中のママがドライヤーを使っている
- 子どもがドライヤーを使っている
- 髪のきれいなロングヘアの女性がドライヤーを使っている
ターゲットが「自分もこうなりたい」と思うような感情に訴える紹介文や画像作りを心がけましょう。
魅力的な訴求文を作る方法については、下記の記事にも書いているので参考にしてみてください▼

さらに、季節やイベントに合わせてキーワードや商品画像を変えることで、一年中安定的に売れるようになりますよ。
画像の差し替え例を2つ挙げます。
例)ランタン
夏→屋外キャンプで使われている画像
冬→真っ暗な部屋の中で非常用として使われている画像
例)タンブラー
夏→氷と冷たい飲み物が入った画像
冬→湯気がたつほど温かい飲み物が入った画像
季節やイベントに合わせてキーワードや画像を変え、商品ページがいつでも魅力的に見えるようにしましょう。
まとめ

今回は、Amazon出品初心者がやりがちな商品ページの間違いを5つご紹介しました。もう一度、解決策をまとめておきます。
- 狙うキーワードを間違えている
→キーワードをずらして対策する
- 訴求の優先順位が決まっていない
→他商品との差別化ポイントを優先的に伝える
- Amazonの新機能を追いかけすぎている
→新機能のメリットを理解し、必要な場合にのみ使う
- Amazon用にカスタマイズできていない
→Amazonの操作画面やユーザーに合ったページ作りをする
- 購入者の感情に訴えられていない
→ベネフィットを訴求し顧客の購買意欲を高める
以上のことを踏まえて、売れる商品ページに改善していきましょう。
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