これさえ読めばOK！FBA商品ラベルと配送ラベルの注意点まとめ

Amazonビジネスを短期間で軌道に乗せるために、FBAを利用する人は多いでしょう。

FBA（フルフィルメント by Amazon）は、Amazonが提供する出品者向けの代行サービスです。
Amazonの倉庫に商品を納品すると、商品の保管や発送作業、カスタマーサポートを代行してくれます。

FBAを利用するためには、

の2種類を用意する必要があります。

この記事では、AmazonのFBAを利用するために必要な2種類のラベルについて解説します。

ラベルの貼り方に不備があると、商品が受領されずに返送されるなどのトラブルが発生し、販売開始が遅れるおそれがあります。余計なトラブルを回避するためにも、ラベルについての知識を頭に入れておきましょう。

次のような方はぜひ一度目を通してみてくださいね。

FBA納品では2種類のラベルを使用する

FBA納品では次の2種類のラベルを使用します。

FBA納品を利用するためにはこの2種類のラベルを用意し、商品やダンボールに貼り付ける必要があります。

FBA商品ラベル

FBAを利用する商品にはすべて、バーコードのついたFBA商品ラベルを貼り付ける必要があります。
これはAmazon倉庫への入荷から出荷までのプロセスを追跡できるようにするためです。

商品ラベルに記載されている内容は下記のとおりです。

商品が受領されると、Amazonのサイト上で商品を購入できるようになります。

商品ラベルは1商品につき1枚、FBAを利用するすべての商品に貼り付けましょう。
同じ商品を3点納品する場合、3枚の商品ラベルが必要です。

商品ラベルが貼られていない、またははがれかけている商品を送ってしまうと、

などのトラブルにつながりかねません。

FBAを利用する際は、すべての商品にFBA商品ラベルを貼り付けましょう。
また、異なる商品のラベルを貼ったり、途中でラベルが剥がれたりすることのないように注意しましょう。

FBA配送ラベル

FBA配送ラベルはAmazon倉庫到着後に商品をスムーズに受領するため、商品を梱包したダンボールに貼り付けるものです。

配送ラベルには下記の内容が記載されています。

配送ラベルを印刷する用紙は利用する運送会社によって異なるので、間違えないように注意しましょう。

FBAのラベル印刷で使用するもの

FBAで使用するラベルは出品者自身が印刷しなければなりません。

ラベル印刷のために次のものを用意しましょう。

プリンター

2種類のラベルを印刷するプリンターを用意しましょう。

ラベルをコンビニで印刷することも可能ですが、店舗によっては断られる場合があります。
FBAを利用すると納品のたびにラベルの印刷作業が発生するので、購入することをおすすめします。

用意するプリンターは次の機能を満たしていればOKです。

コピーやカラー印刷などの機能はなくても問題なく使用できます。
初期費用を抑えたいのであれば、数千円から購入できるモノクロプリンターを購入しましょう。

FBA商品ラベルを印刷するラベル用紙

商品ラベルを印刷するラベル用紙を購入しましょう。

ラベル用紙の規格はAmazonから指定されています。
下記の規格であれば、どの用紙を使用しても問題ありません。

ECサイトでラベル用紙を検索すると、「FBA対応」と書かれた商品が販売されています。
サイズ間違いが不安な方は「FBA対応」と書かれた用紙を購入すると安心でしょう。

FBA配送ラベルを印刷する用紙

FBA配送ラベルを印刷する用紙を用意しましょう。

用紙は次のうちどれかを使用すればOKです。

ただし、Amazonが出品者向けに提供している配送サービス「FBAパートナーキャリア」を利用する場合、運送会社ごとに用紙が異なるので、注意が必要です。

ヤマト運輸専用の送り状用紙は、ヤマトビジネスメンバーズサイトやメール、電話で依頼するか、最寄りの営業所で受け取ることができます。

利用する運送会社に合わせて、必要な用紙を用意しておきましょう。

FBA商品ラベルの貼り方

FBA商品ラベルを貼る時は、商品自体についているバーコードの上に貼りましょう。
既存のバーコードが完全に隠れるように貼るのがポイントです。

バーコードが見えた状態で納品すると、Amazon倉庫で読み取る際にトラブルが発生し、受領拒否や紛失などが起こるおそれがあります。

バーコードの範囲が大きく覆い切れない場合は、別途白いシールなどを貼り、完全に隠れるようにしましょう。

その他にも商品の特徴に合わせて、梱包や保護が必要になる場合があります。
ここでは商品ごとに商品ラベルを貼る時の注意点を解説します。

服、ぬいぐるみなどの布製品

服、ぬいぐるみなどの袋詰めされていない布製品は、袋やシュリンクラップなどで梱包してから商品ラベルを貼りましょう。

商品がむき出しの状態だと、埃や湿気が原因で壊れたり傷んだりするおそれがあります。

商品自体や商品についているタグにバーコードがついている場合は、シールで隠してから梱包してください。
梱包後、袋の外側に商品ラベルを貼り付けましょう。

複数の商品をセットにした商品

などのように、複数の商品をセットにして販売する場合、商品のバーコードをシールで隠してから梱包しましょう。
透明な袋やシュリンクラップを使用し、中身が分かるようにしてください。

また、セット商品だと分かるように、商品ラベルとは別に「開封厳禁シール」を貼り付けましょう。

「開封厳禁シール」はAmazonセラーセントラルからダウンロードできます。
商品ラベルと同様に、ラベル用紙に印刷して使用してください。

異なるASINの商品を組み合わせてセット販売する場合も、梱包して開封厳禁シールを貼り付けましょう。

商品を別々に納品してAmazon側でセット販売してもらうことはできません。
必ずセット商品だと分かる状態にして納品しましょう。

FBA商品ラベルよりも小型の商品

文房具など、小型で商品ラベルを直接貼り付けるのが難しい商品は、透明な袋に入れて梱包し、袋の上からラベルを貼りましょう。

事前に商品のバーコードを隠すのを忘れないようにしてくださいね。

液状や粉状で、中身が漏れ出るおそれのある商品

洗剤やシャンプーのような液状や粒状、粉状の商品は、配送中に中身が漏れ出ないように注意する必要があります。

下記のような対策をとってから発送しましょう。

また、筒状の商品では、下記画像のようにラベルを貼ると、バーコードを読み取れずトラブルに発展する可能性があります。

バーコードを読み取りやすいよう、商品に対して垂直方向にラベルを貼るようにしましょう。

破損しやすい商品

破損しやすい商品は

などの対策をして納品しましょう。

外箱が壊れやすい場合は、外箱の上からもエアクッションを巻いて保護することをおすすめします。
その場合、商品ラベルは外側のエアクッションの上に貼りましょう。

鋭利な部分のある商品

カッターやはさみなどの角や先端がむき出しになっている商品は、そのまま納品すると作業者や購入者がケガをするおそれがあります。

鋭利な部分をエアクッションで完全に覆い、商品自体もエアクッションや外箱で梱包してから発送しましょう。
商品ラベルは梱包の外側に貼り付けましょう。

FBA配送ラベルの貼り方

配送ラベルは発送に使用するダンボールの枚数分を印刷し、1箱につき1枚貼り付けましょう。

また、配送ラベルの印刷や貼り方に不備があると、バーコードを読み取れず受領の拒否や遅延につながるおそれがあります。
下記の項目に注意して貼り付けましょう。

FBAのラベルの貼り付け作業を効率化する方法

取り扱う商品が増えると、FBA納品にかかる時間も増えていきます。
さらに売上を伸ばすためには、ラベル貼り付けのような単純作業をなくして他の部分に注力したいと思いますよね。

ここでFBAのラベルの貼り付け作業を効率化する方法を2つ紹介します。

Amazonの商品ラベル貼付サービスを利用する

Amazonは商品ラベル貼付サービスを提供しており、手数料を負担することで利用できます。

手数料は商品のサイズごとに設定されています。
商品ラベル貼付サービスの手数料は下記のとおりです。

商品サイズ区分	商品あたりの商品ラベル貼付サービスの手数料 （10％の消費税含む）
FBA小型軽量商品	10円
小型/標準サイズ	20円
大型	51円

商品数が増えてきて、FBA納品にかかる時間を短縮したい方は利用してみるといいでしょう。

イーウーパスポートのFBA納品代行サービスを利用する

イーウーパスポートではFBA納品代行サービスを提供しています。

ラベルの貼り付け作業だけでなく、FBA納品にかかる手間を丸ごと手放せるのがメリットです。

義鳥（中国）と茨城（日本）にある自社倉庫では、お客様の要望に合わせて商品の保管からFBA納品、顧客への発送まで対応いたします。
空いた時間を商品のリサーチや戦略作りに活用すれば、効率よく売上を伸ばしていけるでしょう。

まとめ【FBAラベルの注意点を事前に確認しておこう】

本記事では、FBA納品で使用する2種類のラベルの貼り方を解説しました。

本記事のまとめ

ラベルの印刷や貼り方に不備があると、受領拒否や紛失などのトラブルに発展する可能性があります。
事前にラベルに関する注意点を把握し、不備のないように気を付けましょう。