工場と取引にこだわった方が得ですか?

経験上ですが、必ずしも工場直取引に拘る必要はありません。
実は工場、メーカー、一次問屋は、同じ取引条件(同じ商品、品質、ロット数)であれば価格はそこまでの差にはなりません。

例えば、福田市場の大多数を占める一次問屋でカバンを注文する時、ロット300個・単価25元の場合、
同一商品を一生懸命探して、仮に生産工場を見付けられたとしても、単価は押さえられてもロットは増えることが一般的です。

仮に運良く工場直接取引を見つけられ、単価が23元に下がったとしてもロットが500、または1000に増えたらいかがでしょうか?
ロットが大きくなれば、当然在庫を抱えるリスクは高くなりますので、全てが有利になるわけではありません。

一次問屋が仕入れている工場は福田市場に出店していない工場での製造をしていることも多々ございますし、
なによりも取引条件が合うサプライヤーが重要であって、工場か問屋かはそこまで気にしないほうが良いです。
そこに注力し、時間を割くよりも、同商品で最低3店舗見付け、条件を比較することが大事です。

値下げ交渉についても質問いただくことがありますが、福田市場では、競合がひしめき合っているので、
どのサプライヤーも最初から値切り交渉の余地を挟まないラストプライスを提示してきますから、値切り交渉をする必要がありません。
逆に値切り交渉をするということは、材料、パーツを安いものに変更するなど品質を下げられるリスクが発生します。
しかし、なかには相場より高めに吹っかけてくるサプライヤーもいますから、少なくとも複数店舗から比較して決めましょう。

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