第11回広州買付ツアー

皆様、こんにちは!

イーウーパスポートの並木です。

今回は先日開催されました弊社の「第11回広州買付ツアー」の模様をお伝えしたいと思います。

今回のツアーは2018年7月19日〜7月22日の3泊4日の日程で開催されました。今回は総勢4組5名の参加者にお集まりいただきましたが、全て会員様だけ(会員であるお母様に同行された娘様は除く)というメンバーが揃いました。運悪く関空から広州空港までのフライトに2時間の遅れが生じたため空港到着が14時近くになってしまい、午前到着の別便でいらした参加者は除く、その他4名様は当初予定していた初日のアテンドを急遽中止せざるを得ないハプニングに見舞われました。この4名様が宿泊場所である華廈大酒店に到着後、全員で夕食会場の飲茶レストラン「点都徳恵福東路店」に移動し、こちらで参加者の皆様と担当者の初顔合わせとなり、挨拶もそこそこに次々とテーブルに運ばれてくる本場の飲茶を食べながら明日からのアテンドの計画をそれぞれ熱心に練っておられました。

二日目からは、いよいよ買付本番となり、早朝からアテンド担当の弊社スタッフを伴って各参加者の皆様が、思い思いの場所に移動されていきました。ある方は問屋街、市場に、中には事前に工場訪問のアポイントを取り付け、早速直接工場に向かわれる強者もいらっしゃいました。事前に本日の行動スケジュールをお聞きしていた私は、皆様が希望どおりのアイテムを探せたり、交渉ができているか心に留めながら弊社広州オフィスにて待機しておりました。がしかし、その心配も無用だったようで17時から開催される勉強会に合わせてオフィスに戻られた皆様の表情は一様に明るく充実感に満ちたものでした。フリートーク形式で皆様の本日の成果を伺いましたが、今回が初訪中で初めての買い付けを体験された方からは「思ったよりも値段は下がらなかったが、その他の部分では大変収穫のある交渉になった」という意見が出たり、中国での買付を既に何度も経験されている方からは「やはり広州は皮製品が安いし、比較的こちらの要求も通りやすかった」と経験者ならではの視点で熱弁を振るっておりました。ただ総じて皆様からのご意見が多かったのがアイテムに関わらずミニマムロットが多い点や、広州市内の移動に時間がかかるという点でした。その後、広州オフィスに併設されております検品室と倉庫の見学が行われましたが、限りあるスペースで手際よく検品をするスタッフを眺めながら「例えば×××のような検品指示にも対応はしていただけるんですか?」「化粧箱に入れることもしてくれるんですか?」と次々と皆様からの闊達な質問が飛んでおりました。

この日の晩は日本料理屋「鳥けん」で中国人スタッフは参加せず日本人のみでの夕食会となりましたが、広州にいるのを忘れてしまうような店内の雰囲気と料理を満喫しながら、二日目にしてすっかり打ち解けあった参加者の皆様同志で気兼ねなくフランクな会話が弾み、楽しい一時が続きました。

夕食後は、まだ飲み足りないのかそれとも語り足りないのか、飲み直しをご希望される方や、疲れを癒しにマッサージに向かわれる方もいらっしゃいましたので、皆様各々で広州の夜を満喫さすることなりました。

三日目も終日買付アテンドが続き、皆様が今回の目的を果たそうと炎天下の中を広州のあちらこちらに移動し充実した一日を過ごされたようでした。とりわけ広州に買付にいらっしゃる多くの方のターゲットでありますアパレルやバッグ、財布などは多くの店舗や問屋があるため、取引を進める相手先を選定するだけでも大きな仕事になってきます。初めの印象ももちろん重要ですが、この先信頼できるビジネス関係を一緒に構築していけるかどうかはバイヤー様共通の命題だと思いますので、当然のことながら最終日三日目のの皆様の気合いの入り方は半端ないものだったはずです。

こうして夕方になり各々が収穫を持ってホテルに戻ってから、ホテル内にあります広東料理レストラン「百楽門」にて今ツアー最後の宴が催されました。アワビやエビ、北京ダックに、広州名物の子豚の丸焼きまで出てきて大変豪華な夕食でしたが、何よりこの3日間の出来事や中国買付の魅力、それとは逆の難しさといった話題で皆様が思い思いに語り合っている姿そのものが、今回のツアーの成功を物語っているようにも感じました。最後は恒例の参加者と担当スタッフ全てが入っての記念撮影が行われ夕食会はお開きとなりました。

食後は、こちらも広州ツアー恒例となっております珠江クルーズを満喫するために、ホテル近くの乗船場まで向かいましたが、夕食が思いのほか長引いてしまったため、参加者全員でリバーサイドを猛ダッシュしてなんとか発船時刻ギリギリで全員乗船できました。担当スタッフはクルーズには参加しないのですが、気が気でなかったのか参加者の皆様と一緒に走って乗船場まで付いてきてくれ、慌ただしい中で皆様とのお別れの挨拶を半ば強引に済ませつつ、参加者の皆様との再会を願っておりました。

我々クルーズ参加組は息を切らせつつクルーズ船に乗り込みましたが、クルーズ船が出航するや否や、予想以上にライトアップされ別世界感を醸し出している珠江からの眺めにすっかり魅了されてしまったのか、ずっと船内デッキで写真撮影に興じる方や、シートに座りながら船内からの景色の移ろいを楽しむ方がいたりと皆思い思いにクルーズの一時を楽しんでおられました。

こうして1時間弱のクルーズが終了した後は、昨晩同様フリータイムとなり、個人個人で広州最後の夜を満喫しておりました。

今回のツアーの総括としまして、私が再認識した点を挙げさせていただきますと、アパレルや革製品、財布、リュックなどの輸入(OEM,ODM含む)を考えておられる方には、広州はやはり魅力のある一大エリアであること。

とはいうものの、水着やコスプレなどは皆様がイメージされているほどの大規模市場はないということ。また製造工場に直に行って交渉なり見学を希望される場合は、ツアー前の準備段階で担当者との綿密な計画が必要であること。そしてこれは義烏と共通する点ですが、やはりツアーにお越しの際は、ある程度アイテムを絞って限りある期間内に各エリアを有効に廻れる準備をしておくこと、といったところでしょうか。

次回8月の第12回広州ツアーは2018年8月9日~12日、次々回の第13回広州ツアーは2018年9月6日~9日となっておりますので、

まだ広州にいらしたことのない方はもちろん、上記アイテムで勝負をしてみようという方、もちろん天然石や家具といったその他アイテムをお探しの方にとっても広州には皆様の輸入ビジネスのヒントがまだまだたくさん眠っていますので、この機会に自らアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。

それでは皆様の広州来訪を弊社広州オフィススタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

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