義鳥(イーウー) スーパーマーケット○秘潜入記2

皆様、こんにちは!イーウーパスポートの並木です。

前回に引き続き義烏のスーパーマーケットについてのレポートをお送りしたいと思いますが、
今回勝手に取材させていただいている「大潤発百貨南城店」は1階が肉や魚、野菜などの生鮮食品売場となっており
今回はこの1階の様子を中心にお伝えしたいと思います。


2階からエスカレーターで下りてくるとすぐ目に入るのがベーカリーコーナーです。
ベーカリーだけでなくケーキやビスケットなどの焼き菓子、ハンバーガーに月餅…etcと充実の品揃えです。
ただ流石に前々回お伝えしたような路面で単体で営業しているベーカリーショップの商品と比べると
値段は安いのですが、どれも見栄えや精緻さはやや劣るといった印象でした。

ベーカリーが並んでいるすぐその隣がいきなり精肉売場になるのですが(このあたりのセンスもさすが中国です)、
豚足、羊の足、”中国人のお口の恋人”鳥の足と足系のオンパレードの次は丸鶏がそのまま陳列されていたりととにかく豪快です。
日本では当たり前のパック詰めのお肉など全く並んでおりません。これらは全て量り売りになっており、
後述する計量コーナーに持って行き、重量相当の値札を貼ってもらうシステムになっています。

次は鮮魚売場を見て回りたいと思います。カメやらカエルが並んでいますが決してペットショップではありません。れっきとした食用のものですのでご安心ください。
こちらでも当然ながら日本のスーパーの定番「パック売りの刺身」などはありません。
ただイカや太刀魚、サンマ、ヒラメ、エビ、サーモン等々、内陸部に位置する義烏のスーパーにしては品揃えはなかなかではないでしょうか。
これも近年の中国物流網の著しい発展の恩恵なのかもしれません。

続いては野菜果物売場になりますが、種類も豊富ですし、いかんせん安いです。日本のスーパーと比較して一番格安感を感じるのがこの売場ではないでしょうか。
例えば大型の白菜1個まるごとで日本円で30円、大根1本50円、生しいたけ10個で60円、じゃがいも5個が40円、
カリフラワーは大型のものでも80円と破格の値段と言っていいかもしれません。ただよく手に取って選別しないとたまに家畜用のものでは?と思えるような不揃いどころか腐食しているものも混ざっておりますのでお気を付けください。


日本並みのショ-ケースで囲まれた惣菜売り場もあります。下味だけをつけた様々な野菜や肉のお惣菜を店員に渡して、醤油や砂糖、酢、唐辛子などでお好みの味付けにしてくれるサービスもあります。

さすが金華市のお膝元でもある義烏だけあって、立派な金華ハムも豪華に包装されて売られております。ちなみに日本円で1箱5000円近くする贅沢品です。


”鳥の足”と並ぶ中国人のお口の恋人”ひまわりの種”(中国語で「瓜子グアズ」)のショーケース前には一粒ずつ味見をしながら品定めをしているお客様もおりました。これが中国人の美味しいグアズ選びのスタイルなのかもしれませんが、彼女の面前にはちゃんと「ショピングマナーを守りましょう、試食はしないでください」の注意書きが置かれておりました。


注意書きといえば、こんなものも店内には貼り出されていました。「無銭飲食は万引きとして処理させていただきます」


ここには無銭飲食まではいきませんが、粟が入ったショーケースで砂遊びならぬ”粟遊び”に勤しむ少年の姿がありました。


中国では卵もバラ売りが主流で1個1個念入りにチェックしながらビニール袋に必要な個数を購入していました。


このように各々が必要数量を袋詰めした商品については、こちらの計量コーナーに持って行き、重量相当の値札を貼ってもらいます。


時代の流れとともに中国でも冷凍食品の種類が充実されてきており、水餃子や肉まん、小龍包そして冷凍ステーキまであります。


冷蔵商品の陳列棚には日本と同様のパッケージの「ヤクルト(中国名 养乐多)」や、日本ではまず見かけないビニール包装された牛乳と飲むヨーグルトも並んでいました。

こうして一頻り自分の買い物を終え、いよいよ会計ということでレジに並ぶのですが、日本と同様中国でもかなり以前よりレジ袋の有料化を進めており、ちなみに最大サイズのレジ袋が1枚0.2元(およそ4円)になっていました。もちろん私はマイバッグ持参で来ておりますので必要ありませんでした。また支払いをする際も、もはや中国での暮らしに欠かせないツールとなりました「支付宝 アリペイ」や「微信支付 WeChatPay」で支払いを済ませる人たちが大半でしたが、アナログな70后(70年代生まれ)である私などは小銭を織り交ぜながらスマートとか利便性といった言葉とはおよそ真逆の方法で会計を済ませるのでありました。

こうして購入した商品をレジカゴに入れたまま持参品を保管してあるロッカーまで持って行き、預けた時に印字されたバーコード用紙をローカーのバーコードリーダーにかざすと見事に私の番号のロッカーだけが開きました。私のこれまでのブログでも繰り返し書かせていただいておりますが、近代的・先進的な部分も充分感じられる社会環境の中でも脈々と受け継がれる旧来よりの中国人的精神と生態、このミスマッチな部分が渾然一体となっている姿こそ現在の中国を語る上での重要なキーポイントなのではないでしょうか。ちょっと大げさな論調になってしまいましたが、前回今回と2回にわたりお伝えした「義鳥(イーウー) スーパーマーケット○秘潜入記」はこれにて完結とさせていただきます。

株式会社イーウーパスポート・品質管理マネージャー。
義烏在住。

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